盲腸周囲ヘルニアとは?

 盲腸の周りにある腹膜の窪みに、腸管が入り込む病気を「盲腸周囲ヘルニア」と言います。

盲腸の周りの腹膜には4つの窪みがあって、その窪みごとにヘルニアの病名もわけられています。

『上回盲窩』

回腸の端から盲腸へ移る部分の上側にある窪み。
『下回盲窩』

回腸の端から盲腸へ移る部分の下側にある窪み。
『盲腸後窩』

その名の通り、盲腸の後ろにある窪み。盲腸と背中合わせの形になっている。
『虫垂後窩』

虫垂間膜と後腹膜皺襞(しゅうへき)との間にある窪み。
後腹膜皺襞とは、盲腸の下の端から後ろの内側へ向かって伸びているしわ・ひだ。
これらの四通りのヘルニア種類がある「盲腸周囲ヘルニア」ですが、その確かな原因はあまりよくわかっていません。
腹腔内圧の上昇が原因だとか、後腹膜の癒着が原因だとか、血管性の変化・異常が原因などと言われています。
一説には、胎生期(赤ちゃんが母親のお腹の中にいる時期)の腸回転異常が原因とも言われています。

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