治療法と治療後 Winslow孔ヘルニア

 「Winslow孔ヘルニア」の治療法としては、やはり手術がもっとも有効だとされています。

手術を行う前に、飲食を絶って、ヘルニア内容を吸引し続けるという療法がありますが、一時的に症状を軽くすることはできても、これで整復するのは困難だと思われます。

したがって現在では、網嚢に入り込んだヘルニア内容を引っ張り出した後、網嚢を整復する開腹手術がおこなわれています。
腸管が絞められていたり、網嚢内に癒着していると、その部分を切除する場合もあります。

また、再発防止策として、Winslow孔の広さを縮めて縫うという方法もありますが、これには相当の技術と細心の注意が必要となるので、あえておこなう必要はありません。

一昔前は、50パーセントの手術成功率でしたが、現在ではほぼ100パーセントの成功率で、術後も良好なものが多くなっています。
ただし、発見が遅れたり、診断が遅れたりすると、イレウス症状(腸ねん転・腸閉塞)も深刻になったり、腹膜炎が起きたりするため、術後に不良となる率は高くなります。

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