Winslow孔ヘルニアのタイプと原因
「Winslow孔ヘルニア」は、そのヘルニア内容によって4つのタイプに分けられます。
まず、Ⅰ型は、小腸を内容とするヘルニアで約60パーセントを占めます。
続いてⅡ型は、盲腸・上行結腸・回腸末端を内容とするもので、30パーセントを占めます。
残りの10パーセントが、横行結腸と胆嚢で、それぞれⅢ型とⅣ型となっています。
「Winslow孔ヘルニア」は非常にまれな病気ですが、その発生要因はいくつかあげられています。
1.Winslow孔が異常に大きい
2.上行結腸(盲腸から右結腸曲までの結腸部分)が後腹膜に固定されていない
3.総腸間膜症がある
※総腸間膜症とは、腸が回転せず、お腹の右側に小腸があり大腸が左側にあってその共通の腸間膜(総腸間膜)が後腹膜に固定されていない病気
4.肝右葉が異常に大きい
※肝右葉とは、肝臓の右側全体をさし、右肝静脈や中肝静脈が通っています。
5.小腸間膜が異常に長い
なかでも、1と2の要因が多いとされています。
このほか、間接的な要因としても次のことがあげられています。
a.肥満
b.大食
c.咳嗽(がいそう)
d.努責(=いきみ)
e.重労働
f.妊娠
1~5の局所的要因に、a~fの間接的要因が重なって、Winslow孔ヘルニアが発症すると考えられています。
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