外傷性横隔膜ヘルニアの治療法

 「外傷性横隔膜ヘルニア」と診断されると、まず呼吸循環に関する異常に対する治療が行われます。
外傷性横隔膜ヘルニアの場合、ヘルニア単独での問題は少ないのですが、胸腔内に脱出した胃等の臓器が肺や心臓を圧迫する可能性が高く、呼吸循環不全などの合併症を招く場合が多いためです。


症状の程度によっては、気管内に管を通したり、人工呼吸をするような大がかりな施術が必要になります。

次に重要なのが、止血です。
そして脳への損傷がある場合はその治療、最後に四肢が骨折した場合にその処置が行われます。

一通り合併症の処置が終わると、ようやく損傷した横隔膜の手術にうつります。
損傷した横隔膜は、そのほとんどが単純に縫合する事で修復できます。
外傷性横隔膜ヘルニアの場合、ヘルニアそのものの重病度は少なく術後の経過も悪くはないのですが、合併症に深刻なものが多く、死亡率は1~2割りとなっているため、早期の診断と治療が求められます。

 

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