麻酔方法-鼠径ヘルニア手術-

 「鼠径ヘルニア」の手術でメッシュを用いた切開手術の場合、全身麻酔、局所麻酔のどの方法でもおこうことができます。
腹腔鏡手術の場合は、ほぼ全身麻酔下でおこなうことになります。

全身麻酔は、酸素のほかに麻酔作用のあるガスをいれた人工呼吸器で人工呼吸をします。
麻酔中は、全身の感覚が麻痺し、意識もなくなるため、手術は眠っている間に終了します。
これは、呼吸機能の悪い人や心臓病の重い人には使用できないため、そういった人は必然的にメッシュ法の手術法を選択することになります。
麻酔が切れると、普通に手術跡の痛みを感じるようになります。

硬膜外麻酔、脊椎麻酔などは、下半身部分だけ麻痺するため、意識ははっきりしています。

硬膜外麻酔は、体内にチューブを入れたままおこなうので持続的に麻酔薬を投入できますが、脊椎麻酔は注射を使って一度麻酔薬をちゅうにゅうするだけなので、1時間ほどできれてしまいます。

さらに麻酔範囲を限定するのが、「局所麻酔」です。
局所麻酔は麻酔を打ったその鼠径部周辺のみ麻酔がきくものです。
手術を進めながら、痛みを感じるようなら麻酔を追加注入していきます。
これは、患者に痛みの具合を確認しながら行うものなので、まったく痛みを感じないものではありません。
逆に、我慢できる程度の痛みはずっと感じるという場合もあります。

痛みの感じ方というのは個人差があるので、痛みに弱い人や痛みに異常な恐怖心を感じる人は避けたほうがよいでしょう。

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