鼠径ヘルニア発症男女の差
成人の「鼠径ヘルニア」は、圧倒的に男性の患者数が多くなっています。
その発症率は、女性の5倍とも10倍とも言われているほどです。
その理由の1つとして、鼠径部の構造が男と女では違うことがあげられます。
ヘルニアの起こる「内鼠径輪」と「外鼠径輪」の間を通っている「鼠径管」という平べったい筒状の管があります。
この中を通っている内容が、男女で異なるのです。
男性の場合、この鼠径管の中を精子の通り道である「精管」が通っています。
精管は睾丸内にある精巣で作られた精子を尿道まで運ぶ管で、男性にとっては非常に重要な臓器となっています。
他に、精巣に続いている「精巣動脈」と「精巣静脈」もあり、これもとても重要なものとなっているのです。
一方女性の場合、鼠径管の中は「子宮円じん帯」といって子宮を支えているじん帯が通っています。これは、手術の際に切ってしまってもさほど大きな問題はないとされているように、男性の精管ほど重要ではありません。
ヘルニアは、腰椎・頚椎椎間板ヘルニアや、横隔膜ヘルニア、脳ヘルニアなどの例にもあるように、重要な機能を果たしている器官に多くみられる病気です。
鼠径部に重要な精管や動静脈がある男性とじん帯のみの女性では、やはり男性の方がヘルニア発症率が高くなるのは当然だといえます。
タグ: 鼠径ヘルニア, 鼠径部のヘルニア
23年間椎間板ヘルニアに悩まされ続け
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