臍ヘルニアの症状
母親の胎内で、赤ちゃんはおへそにつながった臍帯(さいたい=へその緒)から栄養や酸素を吸収したり、不要になったものを送り返したりしています。
しかし、一度は母の胎内からこの世に生まれ、自分で呼吸をし、自分でおっぱいを飲むようになると、臍帯は不要になります。
出生直後に、臍帯は切断され、残された臍部はその切断瘢痕(はんこん=きずあと)を修復しようとします。
しかし、その修復がうまくいかず、腹壁が弱くなってしまった臍部から腹腔内の腸管が脱出した状態を「臍ヘルニア」と言います。俗に言う、でべそです。
脱出した腸管は、外側から押すと、簡単に腹腔内に戻す事ができます。
未熟児では、その70パーセント以上が発症しているといわれ、2歳まででも10パーセント近くが該当していると言われています。
ついつい心配になりがちですが、ほとんどが自然治癒するのであまり過剰に心配する必要はないと思います。
ただし、臍ヘルニアが元に戻ったあと、突出していた部分の皮膚が硬くなり、後々残ってしまうことがあるので、特に女児の場合、早めに保存的治療を行ったほうが良い場合もあります。
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