腹壁瘢痕ヘルニアの発症を促す要因

 「腹壁瘢痕(はんこん)ヘルニア」になりやすいのは、次の要因を持っている人です。

・高齢者
・栄養障害がある(ある種の栄養素が欠乏または過剰である状態)
・黄疸がある(体内にビリルビン=胆汁色素を過剰に含んでいる状態)
・組織の血行障害がある
・糖尿病
・肺疾患
・悪性腫瘍に対する化学療法や放射線療法の経験
・腹腔内圧の上昇
・他の疾患の術後、腸蠕動(ちょうぜんどう=腸の輪状筋がミミズなどの虫のように動くこと)が遅れている
・イレウス(腸閉塞・腸ねん転)がある
・腹水
・肥満
・強い咳を伴う呼吸器障害
腹壁瘢痕ヘルニアは、他の疾患で開腹手術をおこなったあと、その傷跡=瘢痕がなおったかのようにみえても組織から分離し、その分離した場所から腹腔内のものが皮膚を破って脱出する病気です。
瘢痕が残っていて、さらに上記の要因を多く含んでいる人がより発症しやすい病気となっています。

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