大腿ヘルニア
大腿部の構造とヘルニアのしくみ
大腿部は、「鼠径じん帯」というじん帯で、腹部と分かれています。
鼠径じん帯は、腰骨と恥骨とを結んだ線に沿って存在しています。ビートたけしが「コマネチ」のギャグをするときに手を動かすまさにあの場所です。
この大腿部の鼠径じん帯の周辺に、大腿輪(だいたいりん)という大腿動脈や大腿静脈を通す孔(あな)が存在していて、それが大腿ヘルニアの「ヘルニア門」となります。
もともと、大腿輪とはとても狭い門で、通常は大腿動脈や大腿静脈を通すだけの狭さしかありませんが、加齢などが原因で少し広がってきた場合に、そこから腹部の腸などがヘルニアとなって大腿部に脱出してきてしまうのです。
大腿ヘルニアとは?
「大腿ヘルニア」とは、大腿部(足のつけね・太もも部分)の筋肉や筋膜が加齢などの原因で弱くなり、腹腔内にある臓器が大腿管を通って脱出する病気です。
太ももの付け根が不自然にふくらむので、一見してすぐわかります。
脱出するヘルニア内容は、腸・卵巣や、内臓を覆う大網という脂肪組織などがあります。
