大腿ヘルニアの手術のポイント

 「大腿ヘルニア」の手術のポイントは3つあります。

①ヘルニア嚢(ヘルニアを包んでいる膜=腹膜が伸びたもの)の切除
②ヘルニア門(=大腿輪)の閉鎖
③ヘルニア再発予防のための、周辺組織の補強
大腿ヘルニアのヘルニア内容は主に大腸で、腹膜をかぶって大腿輪から大腿方向へ脱出します。
この大腸を腹腔内に戻しても、大腸を包むために伸びてしまっている腹膜が元にもどりません。
伸びたものは再び戻ることはないので、これはきちんと切除します。

そして、大腿輪に不要なものがなにも通っていない状態、いわゆるもともとある大腿動脈や大腿静脈のみが通っている状態になれば、ヘルニア内容が通っていた隙間を縫合してヘルニア門を閉鎖します。

ヘルニア門を閉鎖した後は、再び大腿輪が広がらないように、周辺のじん帯や筋膜などをメッシュなどを使って補強します。

これで、通常の大腿ヘルニアは完治し、再発も少なくなります。

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